銀座・富士フォトサロンのお別れ会に参加した。予想通り、予想以上のたくさんの人が、このサロンのクローズを惜しんで集り、おかげでご無沙汰していた方にたくさんお会いできた。
ギャラリーの歴史は50年。最後を飾る写真展は、銀座、そして数寄屋橋の昔から今に至る風景が展示されていて、おとずれたひとたちは写真を見ながらそれぞれの思い出話に花が咲いていた。
私も10年ちかく、毎週のようにこちらに通ったっけ。まわりの店鋪が毎年のようにかわっていくのをながめながら、「富士サロンだけはかわらないなあ」と誇らしく思ったり。そういえば、銀座でだれかと待ち合わせるときはきまって富士サロンで、ゆっくり写真を見ながら待ち人がくるのを待っていた思い出。
「おわりははじまり」という言葉のとおり、今日ここで終焉をむかえたなにかが、またあたらしくちがう形で芽を出すのだと思う。
上田さん、村山さん、中村さん、中島さん、宗村さん、そして、いままで富士フォトサロンに関わってきたみなさん、ほんとうにおつかれさまでした。これからもがんばってください。
yuki